ラ・ブーム  カリフォルニア・ドリーミング ほかノスタルジーな主題歌と思い出の映画たち♪

m-pon5



「nostalgic」 = ノスタルジック (意味)
 



『遠い懐かしさを覚える。 失われたものに思いを馳せ、恋しい感情をよびおこす。』


そう。 それは決して感傷的とか、なんとなく寂しい気分になるとか、そんなネガティブなことなんかではありません。


一瞬にして、サビを聴くだけで、その頃に、たちまち引き戻される曲たち。


ただ、ただ、懐かしくて懐かしくて、いとおしい。思い出が瞬く間に甦り、思わず泣きそうになってしまう。忘れがたいノスタルジックな思い出の曲。それぞれの世代、どんな人たちにも存在している。


決して雄大なバラードでもなく、歌詞がとても感動的というのでもないのに、永遠に瑞々しく、いつまでも慈しみたい曲。


普段は記憶の彼方に、思い出すこともないほど向こう側にあったメロディーのはずなのに、それがふいに耳に入ってきたら、もう、どうしようもなくなる。


身構えることなく心にストンと入ってきてしまうのだから。


タイムマシーンに、突然フッと乗せられてしまったように。ああ~それこそ究極の「ノスタルジー」への旅。そんな旅に、偶然に出くわしたのが昨年のことでした。 


その日たまたま聴いていたラジオ番組。最終回を迎え、あるリスナーのリクエストに答え、DJが流したのが、この曲。



映画「ラ・ブーム」主題歌「愛のファンタジー」リチャード・サンダーソン(原題Reality) 


甘く優しいメロディー。懐かしきポップス特有のほろにがく切な~い青春のエッセンス♪なんど聴いても初めて誰かを好きになったあの頃に戻ってしまう。 


当時はビルボード・トップ40のほかに、日本独自のリクエストからなるラジオの洋楽ベストテン番組がたくさんあり、毎週かかりまくっていた曲。日本だけでも15万枚も売れたという。これぞ胸キュン主題歌の王道。


曲を何十年かぶりに耳にしものだから、グシャグシャに泣けてしまった。


あのとき隣にいた友達や憧れた先輩。若かった父や母に優しい祖母。大切な妹。一生懸命に洋楽や洋画を追いかけた楽しい日々。


音楽と共に、脳内にセピア色でぜーんぶ蘇ってきたのだ。


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「ラ・ブーム」のもっともポピュラーなシーン。あこがれの男の子が、ソフィーの耳元にウォークマンをそっと重ねる。その曲こそ「愛のファンタジー」♪


途端に彼女の顔がとたんにバラ色に輝く80年作品。 『ウォークマン』こそ、当時の若者に瞬く間に広がった、必至の最新アイテム。


どうやらこの曲は、、、わたしにとってアニメ「アンデルセン物語」のエンディング曲(覚えている方はいらっしゃるでしょうか?)または「まんが日本むかし話」の主題歌。天地真理の「水色の恋」などと同じ胸アツのカテゴリに入るらしい。


遠い遠い昔の優しき記憶を呼び起こす、一枚のアルバムをめくったようなもの。


ーこれを聴き、どうしようもなく切ない気持ちに陥るのは、どうやら、わたしだけではないらしく、、


ほかの方のコメントも「久々に聴いて号泣した」「昔好きだった人を思い出し泣けてきた」など。きっと大切な人たちへの郷愁と共に胸の奥底ずっとしまっていたはずのものが、曲とともにワッとよみがえったのだと思う。


本国フランスやヨーロッパでも大ヒットしたこともあり再生は300万回超え、コメントも莫大な数になっている。みんなあの時、だれかをきっと全身で好きだったに違いない。


もう、その人に二度と会えなくとも、ときめきは永遠に心にきざまれてる。


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『ラ・ブーム』公開時のチラシ フランスのごくごく普通の女の子の私生活。 憧れの男の子との淡い恋の駆引き。


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撮影時14歳だったソフィー・マルソーの少年と少女の狭間を、まるで数分ごとに行き来しているような、くるくる変わる自然な表情が、ほんとうにさわやかで愛らしかった。


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↑これは1年後の「ラ・ブーム2」来日時 すでに顔もほっそりとし、逆にスタイルは肉感的へと女性らしく変貌。


・・1作目の淡い少女のバランスはもう消えていて、フランスの女の子の成長の早さに驚いた!だからこそ「ラ・ブーム」こそ特別な瞬間だったのだ!とその頃も感じたものだ。


それからすこし背伸びするソフィーの時代が続き、40歳を過ぎた辺りからのなにもかも削ぎ落とした、現在にいたる彼女のナチュラルな美しさは周知のとおりだ。


そして、ノスタルジーといったら、、、


人々にとって忘れられない曲はほかにもいくつも存在する。懐かしき思い出と青春期の映画の名シーンと結びついているなら、なおさらのこと。 思い出していただくきっかけになれば幸いです。


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『サタデーナイトフィーバー』以前 1970年の夏までの第1期Bee Geesビージーズが放った曲の数々たち。「マサチューセッツ」「ワーズ」「ジョーク」 ~ 


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名シーンと共に思い浮かぶ 「メロディフェア」も、もちろんのこと。。(↑所有雑誌より 映画ではなかったレア・シーンですね^^)


個人的に、とくに大好きなのは 「若葉のころ」 ビージーズ『小さな恋のメロディ』挿入歌の一曲。 


奇跡のような美しさ



透き通るメロディーライン。この清らかさはどこからくるのだろう。 いつだって新緑の香り。澄んだ空気を、時を超えてどんな場所にも運んでくれる。


どんな大人でも、子供のころは信じられないくらいのピュアさをもっていた。それを伝えてくれるエバーグリーン。


そしてーもう一曲。これを省いたら゛ノスタルジー゛という言葉すら語れないのではないか?と思うほど、多くの人たちにとって特別な曲がある。


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ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」↑所有のチラシと、同時に発売されたシングル盤。


曲が最初にヒットしたのは1965年。その約10年後、1978年映画「カリフォルニア・ドリーミング」の挿入歌に使用され再びリバイバル・ヒット。


ノスタルジーを感じる人たちが、リアルタイム世代と、リバイバル組と両方いる。そんなタイプの稀有な曲はヒットチャートの歴史でたくさんあるものではないけれど、これは覆した代表的な名曲のひとつ。



夢のカリフォルニア」 California Dreamin'


とにかく、これほど人をノスタルジーに引き込むメロディーライン、刹那的な印象を残す曲は、そうそうない。


再生回数は2億回に及び、コメントは6000件超え。


「ああー願いがもし、叶うなら、60年代70年代80年代を生きてみたい」「これこそ、100% MUSIC!」


欧米ファンの絶賛の声で溢れている。わたしも初めてこのシングルを購入した時、永久に飽きないのではないかと思うくらい、ずっと1日中ステレオの前で聴き続けていた。


一度ではすまない、何回もリピートする。尽きることなく、切ないまでの高揚感と不思議な虚無感。包みこまれる情感を幾度も感じたかったから。とらえようのないこの曲の哀切は、いま聴いてもまったく変わらない。


メンバーは、女性のミシェル・フィリップスしかすでに存命していないが、男女4人の見事なコーラスワークと60年代への感傷は不滅。


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映画「カリフォルニア・ドリーミング」


以前、職場におシャレでユーモア溢れるカッコいい良き男性の先輩がいた。(のちに転勤) ちなみにその先輩の初恋の人こそ、映画に出演していたグリニス・オコナー(写真中央)だったそう。(^-^*)


名前を聞いて懐かしい~!と感涙する男性ファンは多いのではちなみに先輩。80年代に入ってからはフィービー・ケイツファンへ移行したそうです(笑)キュートでHotな女性が好みなんだと素直にナットクしてしまいました~~


最後は、この曲で…


映画「アメリカン・グラフィティ」でも「グローイング・アップ」でもリバイバルで使用されていた、ノスタルジーの定番曲。



「Mr. Lonely 」Bobby Vinton ミスターロンリー ボビー・ヴィントン


2000万回の再生回数と、1.7万件のコメントからも、どれだけ愛され続け、長い間人々を励まし時に勇気づけ、一緒に寄り添ってくれていた曲か察しがつく。口ずさむだけでキュンと寂しくなるけど、どこかあたたかい気持ちに。寂しいかもしれない。けれど君は決して1人じゃないぞって。


日本人にとっても、深夜ラジオ「ジェット・ストリーム」と共に、どうしたって忘れられない特別な一曲。


アップして聴いてみると、ノスタルジーな名曲は、ただヒットしたとか、その瞬間何万枚売れたとか、それだけではない要素がある。 


それは人々の記憶の中にある、甘酸っぱく切なく、永久に戻らない記憶を呼び起こす力を、もっているということ。


だから時に人間はその力を借りたくなる。 前に向かっていくため、思い出を明日の糧にするために。


思いは、世界中が共通のようで、たまらなく嬉しい。




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Comments 4

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ギターマジシャン  
ソフィー・マルソー

当時、中学生だった親戚の女の子が、雑誌の切り抜きのソフィー・マルソーの写真を大事そうに下敷きケースに入れていて、こんな恋がしたいとため息をついていたのが印象的です。

自分は映画は見なかったのですが、ラジオでかかる主題歌は、ちょっとメロディが、ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」に似て、爽やかながら、もの悲しく、リードギターもせつなく響き、すごく気に入りました。
(ラブーム2の、ビリー・ジョエルっぽい主題歌も好きです)

薬師丸ひろ子や原田知世でも、そうなのですが、あのまま時が止まっていてくれればと、ソフィー・マルソーなんかは特に思いますし、母親役のブリジット・フォッセーも、あの「禁じられた遊び」の女の子だったとは・・・。

それは、マイケル・ジャクソンがらみで再浮上したマーク・レスターも同様ですし、その主題歌を歌ったビージーズも、ディスコブームでは、まったく別物になっていて、あれはあれで良いのでしょうが、複雑な気分です。

「夢のカルフォルニア」は、自分にとっては原曲よりも、ジャズギターのウエス・モンゴメリーが、この曲をカバーして、ポピュラーミュージックにジャズのエッセンスを加え、イージーリスニング路線のフュージョンの元祖という演奏を先に聴いていて、あとから本家のママス・アンド・パパスを聴き、こっちも見事だなあと感動しました。

「ミスターロンリー」は、原曲の歌も良いし、ジェットストリームの城達也のナレーションと呼応するようなインストバージョンも良いし、メロディの良い曲は、テンポやリズム、演奏形態を変えても、どれにもマッチすると思います。

すごく長くなったうえに脱線しますが、ビートルズの「涙の乗車券」「ヘルプ」のアップテンポでパンチのきいた曲が、カーペンターズでは、うって変わったバラードとなり、それもまた魅力的というのが、メロディを作ったビートルズ、編曲するリチャード、どちらにも才能を感じて、こういう時、音楽って良いなあと思うのです。

2019/06/08 (Sat) 19:44 | EDIT | REPLY |   
m-pon5
mimi-pon5  
Re: ソフィー・マルソー

ギターマジシャンさま

コメントいただき、懐かしさと感激がウルウル倍増しております~ありがとうございます(^-^*)


やっぱり「ラ・ブーム2」の主題歌もご存じだったんですね♪♪
『Your Eyes』~これまた、すごく良い曲でしたね~。ヴォーカルの声質が、たしかにビリー・ジョエルっぽかったです~
フランス映画なのに、主題歌は英語だし、しかも欧米ポップス並みの覚えやすいメロディーライン。

わたし自身が洋楽や洋画にドハマり出した頃で「フランスはヒットの作り方が上手いなあ。日本も、こういう曲を作ればいいのに~」なんて思ってました(^^)


欧米の女優さんたち(女性シンガーたちの多くも)は、若いころに、セクシーな方向へ通過儀礼のようにいったん走っちゃう時期がありますよね。 そんなに急がなくても、いつか必ず「大人になるのに~」って思うんですけど(^^; 


ソフィーも一時期ファンから「彼女はどこへ向かう?」みたいな受け止め方の難しい映画が続いたり…いまの方が、ずっと個人的に大好きな同時期のダイアン・レインなんかもそうでした。背伸びしずぎじゃないかなという10代で。。
でも時を経て、より人間的に魅力になって戻ってきてくれる方も多いですよね。そんな姿を見ると嬉しくなります^^*


おっしゃる通り「ラ・ブーム」や「小さな恋メロ」や、あの青春映画に刻まれた彼らや彼女たちの姿っていうのは、年齢とタイミングが重なった奇跡の「一瞬」 だから映画の中の彼らはずっと青春のまま輝いてるのかな。なんだか切ないけど、いとおしい。


ビージーズ~♪『サタデーナイト・フィーバー』のころの「愛はきらめきの中に」「ステイン・アライブ」、79年の「Too Much Heaven」とかも大好きなんです(^-^*) いつ聴いてもうっとり。ノリノリ♪

でもたしかに、、70年までの~全米で大ブレイクする前の彼らの曲とか、特にアメリカの方にどれだけ浸透しているのかなっていうのはずっとあります。メンバーが増えたり減ったりの時期だったんですけど、ディスコ調とはまた異なる味わいの美しい曲ばかりで♪多くの人に知ってもらいたいです。


「夢のカリフォルニア」のジャズギターのウエス・モンゴメリー・ヴァージョン!今回、ギター・マジシャンさまのコメントで、お恥ずかしことに初めて存在を知り、YouTubeで聴かせていただきました~

もうビックリ!こんなに違うエッセンスでも素晴らしくカッコイイ♪66年にはもうこんなカヴァーが出ていたなんて、本家のママス&パパスのメンバーも感激だったんじゃないかなあと思いました。ジャズフュージョンがここから生み出されたのかと思うと聴き入ってしまいます。


ビートルズのカヴァーもすでに60年代半ばの時点で多くのミュージシャンやアーティストがカヴァーしていたり、やっぱり楽曲自体の持つ力、なんといってもそういう曲はメロディそのものが卓越しているんでしょうね。それをまた一流のミュージシャンやアーティトスがカヴァーしたらまた別の魅力。カーペンターズのカヴァーも一度耳にしたら忘れられない歌声と編曲で、ほんと、同じく、シンプルに音楽っていいなあって思います♪


またまたステキな楽曲や、懐かしいお話など聞かせて下さいませ~m(__)m 


2019/06/11 (Tue) 12:38 | EDIT | REPLY |   
猫のみーこ  
書きたいことが多すぎて・・・

m-pon5様へ
70's、80's大好きです。

「愛はきらめきの中に」「夢のカリフォルニア」イイですね。
良く聴いていました(^_^)
この幸せは、体験した人にしか分からないですからね。得した気分です(*^^*)

「Mr. Lonely」も自然と耳にしていました。歌が上手いし、良い声していますね。
サイモンとガーファンクルも好きでした。

書きたいことは沢山ありますが、また改めて・・・。

2021/04/29 (Thu) 09:01 | EDIT | REPLY |   
m-pon5
m-pon5  
Re: 書きたいことが多すぎて・・・


>猫のみーこさま


こちらにもコメントいただいてとっても嬉しいです(*^-^*)胸がジ~ン。


70's、80'sの音楽は特別ですよね。
自分の幼い日の思い出や、懐かしいひとたちの顔もいっぱい浮かんできます。


素晴らしい音楽といつも一緒だった日々。おっしゃる通り、あの時代を体験した人たち同志の特権ですね

猫のみーこさんが少しまえのブログに
ビージーズのバリー・ギブが新作発表のニュースをあげて下さり情報を知ったときは「わーステキ。ウレシイ」と思いました。

いくつかの悲しみを乗り越えて、変わらぬ美しい歌声。エバーグリーンそのままで。瞬く間に全英一位になってより感動しました。


胸がキュンキュンする思い出とこのころの音楽♪ほんとお話尽きないですね^^*

2021/04/30 (Fri) 17:49 | EDIT | REPLY |   

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