メリー・クリスマス♪ ザ・ビートルズと「クリスマス・キャロル」ディケンズ イギリスの宝

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皆さま、メリー・クリスマス♪ 
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手持ちのビートルズ本から 65年 まずは、ポールとリンゴのクリスマス
2人とも素敵ですね♪

年末にかけてでしょうか、何か細かい用事がバタバタと
その上、風邪などもひいて(毎年、この時期になると喉が痛くなります(涙)

クリスマスまでに、いっぱい更新したい事があったのに
ゆっくり時間も取れず、トホホになりましたが少しでも
穏やかなクリスマス・タイム、ホッとする今の瞬間に

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ジョンはというと、ムギュー!「入らないぞ、こんにゃろー」
おーい、ジョン君!そんな大きなプレゼントは入らないですよ~(#^.^#)

このビートルズ本は、日本発売の初版が昭和40年。
正に絶頂のアイドルの頃のビートルズですね!

彼等は英国生まれな訳ですから、勿論、子供の頃から
伝統的なクリスマスを祝い
それぞれが決して家庭的に複雑であっても
そして裕福ではなくとも、クリスマスの日はきっと
希望の心の灯をともした筈。

ヨーロッパ、勿論、英国でもクリススマスは
家族で、ささやかな幸せを祝う日。

そして、イギリスには昔から
労働階級というものがあり
例えばジョンは実は中流階級であり
後の3人は労働者階級でもあったのですが
それぞれの家族がみんな何らかの悩みを抱えて
子供時代から青春期を過ごしてきたんですよね。

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ジョージは、こんなに沢山のクリスマス・プレゼントを抱えてご満悦♪
そう、そう、私達が知ってるジョージのはにかみスマイル、嬉しそうですね!

彼等の時代でもそうなのだから、それから
100年前なんかになると
それがもっと如実だったんですよね。
お金持ちだけが、やいや、やいやと
劇場に出かけ、豊かなクリスマスを祝う情景。

そんな折、1843年に
チャールズ・ディケンズが発表した小説が
今や英国ばかりか全世界で
クリスマスの定番とさえなった英国の国民的物語
「クリスマス・キャロル」です。

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実は、私はお恥ずかしながら、この英国の国民的作家であり
国民的なクリスマス・小説「クリマス・キャロル」を
今年初めて読んだのです。


ここに1枚の写真があります。時は1966年の10月24日。
書評家がイギリスの「レジェンド」を集めたフィギュアを紹介しています。

並べられた人形は、シェイクスビア。(当然ね)
不思議の国のアリス。(ふむふむ、そりゃそうだ)
そして、「クリスマス・キャロル」の著者、ディケンズ!(勿論入ってる)
そして、そして、ザ・ビートルズ(ジョン・レノン)!(うわおー入ってるービートルズ)

1966年の時点で、もうすでにビートルズが
こういう英国の歴史的著名人と肩を並べるくらい
とてつもない大きな存在であったのかが分かって感慨深いです。

このフィギュアのジョン。俯いてギターを弾く表情がとても精巧。
「This Boy~♪」 なんて聴こえてきそう。

しかも50年経った今でも、その存在は決して揺るぎないものになっている。
当時、一過性のブームだと批判していた一部の評論家は省いても
若者達は本当に先見の目があったんだなあって思います。
やっぱり文化って、語り継がれていくし人の心を打つものは普遍的だなあって。


そして小説、
「クリスマス・キャロル」はそれまで私が想像してた物語より
とってもシュールで、また崇高なお話でした。

1988年にビル・マーレイ主演で現代風にアレンジを変えた映画は
その昔観た記憶がありましたけれど、勿論ですが
このオリジナルの原作の方が遥かに重厚で趣のある作品。

主人公のスクルージは、高慢ちきで偏屈でケチで、
他人の事なんてどうでもいい。弱い人のことなどどうにでなれ。
まるで嫌われ者の変人。

そんな彼が、クリスマスの日に表れた3人の精霊たちに出会い
「自分の過去」「そして、今、彼が日常でヒドク扱ってきた人達の本当の姿」
そして最も恐ろしいのが「未来」 
これらを次々に見せられていく訳です。

この辺りは、まるでそこに精霊がいるような描写で読んでいるだけで
吸いこまれそうな表現が見事ですし、
また彼が、自分が本当に純粋だった幼き日の姿や
彼がお金だけに執着し、恋人に去られてしまう悲しい過去までが映し出されます。

「もう、もう、止めてくれえ!」「こんなもの見せないでくれ」
彼は何度もこの本の中で泣き、叫ぶんです。

私でも、こんなものを見せられたら、たまりません。
きっと多くのこれを読んだ人達が同じ気持ちになったことでしょうね。

でも、彼が見たその真実の中には、彼が普段、賃金でさえ
ケチってしか渡していない書記のポップの家族も映し出されるんです。

貧しくても、身体の不自由な子がいても、みんな助け合い
愚痴不満も漏らさず、クリスマスの日にみんなで少ない材料で料理をし
温かい歌を歌い、子供たちは母親の身体にはしゃいでまとわりつく。
これが、真実のクリスマス。なんと温かく尊いものであろうか。

彼自身が苦しみ、懺悔し、泣き、もう一度「やり直したい」と願うんです。
読んでいて胸が熱くなるシーンでしたね。

ディケンズはきめ細やかなディティールで
クリスマスを祝う家庭やご馳走、歌、ダンスの伝統を伝えると共に
例え貧しくともみんなが相手を思い思慮深く、
そして「すべての人に祝福あれ」と祝うことこそ
「クリスマス」であるという事を
100年経った今でも私達に伝えてくれるます。

100年後のビートルズもきっとその時の人々に贈り物を届けてくれるのでしょうね。
ロンドンのオックスフォード通りのデパートの
ショウ・ウインドーには変わらず今も
「クリスマス・キャロル」のパノラマが幾つも再現されているといいます。


1963年 12月31日「ニュー・イヤーズ・イヴ・ショウ」に出演のザ・ビートルズ。

未来に希望を託して明日を夢見てた彼ら。
まさか翌年64年に自分達が世界中を変えるなんて思ってもいなかったでしょうね。
そして、それからの様々な人生も。そう思うとなんだか胸がキューンとします。
年末まであと数日。 穏やかで平和な年の背でありますように心を込めて。





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