『グリース』トラボルタ&オリビア アメリカの文化になったグリース愛について語ってしまおう!

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『グリース』 1978年製作/110分/PG12/アメリカ。
オープニング・クレジットのジョン・トラボルタ。


『グリース』アメリカの文化=カルチャーとされ、世界中から愛され続けている青春学園ミュージカル。


AFI歴代恋愛映画100中97位。AFI歴代ソングス70位。
2004年チャンネル4最も偉大なミュージカル100で史上最高人気ミュージカル1位。



ー評価、人気も高く映画サントラともに爆発的大ヒット。アルバム現時点で全世界三千万枚、ビデオ、DVD、リバイバル公開、Blu-rayと媒体が変わり発売されるたびに記録的な売り上げに。


欧米人のみならず世界中、みんな『グリース』が大好きなのです!


『グリース』=自由なアメリカがギュッと詰まっている。50年代、ロックンロール、恋と車。ノードラッグ。人種差別、政治的問題がまったくなかった時代ではなかったけれどーそこは敢えて描かれない。だれがも経験した青春時代の楽しさ、友情、音楽にひたすらスポットをあてている作品。


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こちらはサンディ=オリビア・ニュートンジョンのオープニングアニメ。サンディのピュアさは、まさにディズニープリンセス。


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サンディ=オリビア・ニュートンジョン。


理屈などなくてヨイのです。理想的なWe got together! 黒人も白人も黄色人も中東人も~ワクワク、ドキドキ。どんなことも、なんとかなるさと思えた青春時代。『グリース』動画には英語圏だけではなく他国からもおなじだけの「グリース」愛コメントが綴られている。


ー映画に流れる空気は50年代ノスタルジーだけじゃない。70年代のキラキラピカピカの華やかさ、カラフルさも満載。ブロードウェイ舞台をを基本としオールディーズ、ディスコ風味のオリジナル曲、王道ポップ・バラードもぶちこんだ。いずれもチャートで大ヒット。世代の大スターだった主演トラボルタ&オリビア。二人の時を超えたオーラは古びない。スター性は大衆性を増し、いまの時代には一層ゴージャス!



『グリース』OP  『サタデー・ナイト・フィーバー』で一世を風靡していたビー・ジーズのバリー・ギブが直々に書き下ろした主題歌です。全米No1。ギターはピーター・フランプトン。バックを飾るアニメーションもバツグンに洒落ている。高揚感ハンパない。


歌うのはイーストウッド監督『ジャージー・ボーイズ』でもモデルになったフォー・シーズンスのフランキー・ヴァリ! チョイスからしてイカシテル!瞬間から耳に粘りつくような独自のヴォーカルが大スキ。これほど洒脱でセクシー、独自の声をもっている人は世界中にもヴァリしかいないのではないでしょうか!?


『グリース』~わたし自身も大・大スキな映画。中学生のときに観て以来100回以上~場面ごとなら200回以上?俳優たちが各シーンで、どんな表情をするか仕草まで覚えてしまっている。それでも見るたびにハッケンがあるフレッシュさ!


『グリース」愛について、、、過去の"アノ"名作映画との比較、さまざまな角度から語ってしまおう。


ストーリー、キャスティング、音楽など見どころは一度では収まりそうもなく、、いつか次回パート2へ。今回はあくまでも『グリース』の素晴らしさ、こんな見方もあるのよというところから、、。


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1981年「水曜ロードショー」枠で『グリース』が初放映されたとき録画したVHSビデオ。所有しております~自宅に仲のイイ洋楽&洋画好き友人たちを呼びよせ上映会?まで開催した思い出も(笑)


『グリース』を見たときの衝撃。それはそれはーカルチャーショックを超えたスゴイもの!


ー最近ちまたでは校則のキビシサが話題になっている、、けれどーわたしたちの時代は前代未聞ー前髪は眉より1センチ上、スカートはひざ下何センチ~脈絡もない不毛な体制にギューギューに縛られていたころ。


それがーグリースに描かれる世界で思考が180度ヒックリ返った。


「なんて自由なの!!」


舞台は1959年夏。私服に恋愛、車、ダンス・パーティー、、!!アメリカの新学年が9月からスタートすることも、はじめて知った。なにからなにまで度肝を抜かされたものです!!


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吹替えはトラボルタ=野口五郎、オリビア=桜田淳子、、コレが当初の予想を上回り出来が良かった。トラボルタの声は男性では高め、クールだけど、どこか茶目っ気がある。オリビアは優し気。二人の声色+脇役を固める声優たちもドンピシャリ!


のちにDVD化されたものはー初放映版を知っている者からすると残念ながらコレではない感が大きかった。違和感はわたしだけではないらしくネット上には同意見がチラホラ。現在は英語音声で見るので関係はなくなったけれど、初放映吹替え版ソフト化は今後もムツカシイでしょうからVHSは永久に消せないことになりそう…!


あとーずっと感じていたこと、、、20年近くネットに触れてきて『グリース』トリビアやファンサイトなど海外では無数に存在するものの、ココ日本に関しては『グリース』の主だった記事を見つけたことはほとんどなく。。(単に見つけれなかっただけかも知れませんが…) こうなったら、わたしが思うままに書いてしまおう、と。


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『グリース』79年1月公開時のパンフ


『グリース』年間興行1位、世界的にも記録的ヒット。ところがー日本ではまずまずの中ヒットといったところで終わってしまった。記憶はわたしにも少なからず残っているー日本ではセンチメンタル系が強く、楽しいものは当たらないという法則も知っていた。


『グリース』でも恋のすれ違い、ピンク・レディースのリーダーであるリゾの強がり心情など感傷的な場面がなかったわけではない。海外ほどヒットしなかった理由は前年『サタデーナイト・フィーバー』のトラボルタフィーバーがあまりにスサマジカッタこと。米より公開が遅くなってしまったことも重なり二番煎じの単なるお気楽な娯楽作に思われていたことも大きかった。それでも一定のファンが熱狂したのも事実なのだけれど。


なにより、、「グリース」は観れば観るほど新しい。50年代へのオマージュに全編が満ち溢れている。


往年のキャスティング勢もふくめ、昭和~現在でも、それらを掘り下げてくれる評論家が日本にほぼいなかったのは(いないのが)不思議。


後半に出てくるトラボルタ率いる仲間TBardsが敵のグルーブであるスコーピオンズと車でチキンラン対決するシーンはご存じ『理由なき反抗』『ベン・ハー』などからの影響大!


所有しているBlu-rayを観ると、『グリース』がいかに『理由なき反抗』モチーフにしているのか分かる場面が多数!



たとえば、、面白い比較が!


コチラ55年公開。主演ジェームズ・ディーン名作『理由なき反抗』で舞台になっているハイスクール。


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↑驚くのがー中央に車イスの生徒がフツーにいること。当時から映画にバリア・フリーが描かれていたことにオドロキ!ー現在40代以上の方は『理由なき反抗』をテレビ放映のカットしまくりだった吹替え版で見ているか(わたしも長年そのクチ)、DVDで観た世代。しかしーおススメは絶対にBlu-rayか高画質画像。それらでぜひご覧いただきたいのです!目からウロコ間違いなし。


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コレは『グリース』トラボルタたちが通うライデル・ハイスクール。舞台とは設定を変え中西部フィラデルフィアの郊外に。並べてみると似てますよねーどっちがどっちか分からなくなるほど。


さらにー『理由なき反抗』リアル若者50年代ファッション。

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わたしが初『グリース』を観たときとおなじで戦後『理由なきー』を観た日本人ヒックリ返ったたことでしょう。数年前Blu-rayで観て驚愕したのは、ディーンが連れて行かれる警察内にウォーター・サーバーがすでに置いてあったこと。高校生が新車に乗る、ディーンに母親が持たせる弁当の中身はお手製ミートローフ!アメリカは60年も前に先をいっていたー!


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『グリース』高校生たち。ニュアンスは守りつつ、カラフル、ポップに。


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『理由なき反抗』新学期に登校。校内に向かうジェームズ・ディーン。


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『グリース』新学期。ダニーと仲間キニッキーたちはワイワイしながら登校。


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校内の廊下。『理由なき反抗』ディーンがぶらり。


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『グリース』新学期。仲間たちと廊下を闊歩。


比較すると映画の持つ意味がより深くなって面白い!85年『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマーティが過去に戻る55年の世界とも比べてみるとさらに愉快。


『理由なき反抗』は映画枠を超え当時の若者文化がカラーで観れる歴史的フィルム!『グリース』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』~近年『ラ・ラ・ランド』にも影響を与え、ひとつの線でつながっている。これぞ映画の歴史であり醍醐味。


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所有チラシ。ピンクイラスト版とトラボルタとオリビアのダンスシーン版。大型チラシが2種類発行。


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所有雑誌。二人の共演は話題独占。日本の数々洋雑誌で取り上げられたほど。


映画ではーファンからいまも愛されるシーンが後半も目白押し。


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サンディを怒らせてしまったため、一人ドライブ・イン・シアターに取り残されたダニー。彼が切々と歌う曲はタイトル名もズバリ"サンディ"SUNDAY 。純粋で美しいサンディとオリビアを重ね合わせるファンが世界中に多いため、曲を聴き、いまオリビアを想い、泣いてしまうというファンのコメントも多い。


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サンディにも新たな自我が目覚める。ダニーと少しでも近づきたい、臆病な自分から脱皮する決意。ダニーの方も、ガラでもない体育授業に四苦八苦。単位を頑張ってゲット!無事卒業へとこぎつける。互いに寄り添おうと努力する姿。シンプルな愛を感じさせてSweet!


ー映画はクライマックスへ~


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"You're The One That I Want 愛のデュエット トラボルタとオリビア夢のデュエット。全米NO1。英国9週連続1位。


大変身したサンディが~現れた!


「ヤボはおよしよ。ベイビー」 ヒュ~♪ ←最初の吹替えではこう言ってましたw


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なんど観ても何回聴いてもときめいてウレシくなってしまう。トラボルタとオリビアコンビは映画史上ベストゴージャス・カップルのひとつ。



"You're The One That I Want"5億回の再生回数に迫りコメは3万件をはるかに超えて。どれだけ世界中から愛されているナンバー、名シーンかが分かるというもの。


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ラストは遊園地での卒業カーニバル。教師も生徒もみんなが笑顔。これからもずっと友達、卒業しても絆は変わらないと歌い踊る友情テーマは『グリース』根底に流れる良き時代へのノスタルジーと並び、永遠なる普遍的なメッセージ。


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20年前の同窓会で「"グリース"はアメリカ文化の一部となった」と語るトラボルタ。その通りだと思う。


当時は主演の二人や脇役たちが高校生に見えないという揶揄もあったけれど、いま、監督、製作者側はハッキリいう。


「ほんとうのティーンを使ったら演技に深みは出せなかった。演技経験があり人生経験のある俳優でなければ使えなかった」 確かにそう!一部を省き、欧米の学園モノはほぼ二十歳過ぎの演技経験者が演じている。主演二人も脇役もみなテレビや舞台の経験者たち。だからこそ歌も演技もココまで説得力が出せたのだと確信!


記事の最後に、、3年前、フロリダで行われた大規模会場での『グリース』ファンミーティングの模様を。観客の大合唱と熱狂ぶりご覧ください。



ー2分25秒ごろスクリーンから登場したのはトラボルタとオリビア!!本人たち登場でファンの興奮は最高潮、大歓声。どれほどいまも国民に愛されているのか。二人一緒に立つことはもう叶わないけれど、、涙。ダニー&サンディは永遠不滅です!!


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いつまでも自分を信じて進むのさ。そう、合言葉はグリース!





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Comments 2

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moondreams  
グリース

こんにちは。『グリース』はm-pon5さん青春時代の大大ダイスキな映画なんですね。
人気者のオリビアとトラボルタが出ている青春ミュージカル映画は楽しいに決まってます!
僕もサントラ盤買うほど好きでしたヨ。
映画を観る前はオリビアの高校生って大丈夫?と不安でしたが、映画が始まったらもう
全然気にならなくなりました。(笑)

♪ 出逢った頃は こんな日が来るとは思わずにいた~
オリビアは天に召されたけど、この映画と彼女の数多くのヒット曲が私たちに残っているものね。

2023/01/23 (Mon) 21:49 | EDIT | REPLY |   
m-pon5
m-pon5  
>グリース

moondreams さん
コメントありがとうございます

moondreamsさんにはこのアツ~イ気持ち分かっていただけると思っていましたv
"グリース"あのころ青春真っ只中の映画ファンの合言葉(笑)
やっぱりmoondreamsさんもサントラ盤は必聴品だったのですね♪ウレシイー

おっしゃるとおり!映画を観たら実年齢なんて吹っ飛んじゃいましたよ~
純情可憐なサンディからセクシーへ大変身。歌声もパーフェクト♡ダニー&サンディは永遠不滅
地上にオリビアがいないなんて信じられないままですがオリビアはほんとの天使になったのですね。
いまでも1週間にいちどはオリビアを聴きますし飾ってるレコードジャケットに見惚れてます~
オー♪サンディ~ベイビー♪アイアイアイ~オーサンディ~サンディマイラブ




2023/01/24 (Tue) 17:38 | EDIT | REPLY |   

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