「サボテン・ブラザーズ」傑作人気コメディ♪どーでもいいから面白い スリー・アミーゴスとの再会!

m-pon5


three-amigos-blu-ray-slice.jpg
ハリウッドをクビになった芸人トリオ、スリー・アミーゴスが、ショウ出演と勘違いして、山賊に苦しめられているメキシコの村へやって来る。だが、そこで三人を待ち受けていた仕事とは、本物の山賊退治だった。マーティン、チェイス、ショートの主演トリオの妙も楽しい、コメディ・ウェスタンの快作。


監督ジョン・ランディス 脚本スティーブ・マーティン ローン・マイケルズ ランディ・ニューマン 製作総指揮 スティーブ・マーティン
主演 スティーブ・マーチン チェビー・チェイス マーティン・ショート(86年米)


新春初笑いはコレで決まり。


限りなくどーでもいいから面白いw 日米熱烈カルトファン支持率80%の爆笑アメリカン・コメディ。


わたしにとっても年末放映にて約30年ぶりの再観、再会に。当時ーVHS、評判聞きつけレンタルし、コメディ役者たちが真面目にやればやるほど愉快な下らなさ、西部劇ヒーロー魂がアツスギルw?アミーゴスの奮闘ぶりに笑い転げた思い出が鮮明に蘇りました。


P1096180.jpg
お涙が一切ない能天気な「アメリカンコメディ」は日本では当たらないと言われたジンクス時代が長くあった。それでも海外からの娯楽作が続々と多量に輸入された70年代から80年代。ジョン・ランディス監督『ブルース・ブラザーズ』が日本でもマニアの枠を超えてヒット!


そのあたりから、アメリカン・コメディの徹底した笑いのエネルギーが、長らくアクションや任侠モノの影にかくれ、忘れ去られそうになっていた喜劇映画の面白さを我々日本人にも思い出させてくれるきっかけにもなっていったことはご存じのとおり。


さらに83年『ゴースト・バスターズ』の日米での大ヒットをきっかけに、80年代ー90年代にわたるまで、ハリウッド・コメディ、役者たちの知名度も、人気も完全に市民権を得た勢いに。シニカルかつ明るいギャグが底抜けに面白かった時代。



P1096192 (2)
主演の一人チェビー・チェイス。情けなさそうな変顔がお得意。ゴールディ・ホーンとのコンビはアメリカでは国民的人気に


アカデミー賞司会も担当。ビリー・クリスタルに代わるまで、人気は安定。個人的には彼のなんとも困ったような、おどけた表情を見るたび「岸辺のアルバム」などに主演した俳優-杉浦直樹を思い出してしまう。


『サボテン・ブラザーズ』は、公開時こそ日米、爆発的ヒットにならなかったものの、コメディ役者としては一人看板で十分張れるほどの当時大人気コメディアンスターだった3人。チェビー・チェイス、制作もかねたスティーブ・マーチン、マーティン・ショート。米人気TV番組『サタデー・ナイト・ライブ』出身それぞれの個性を生かした夢の競演でもあったのだ。


アメリカの魂ともいえる往年の西部劇を思い切りパロって、馬鹿バカしいほどの笑い。潔さや新鮮度が口コミでどんどん広がり、「スリー・アミーゴス」フォロワーをドっと増やし、いまや映画ファンに溺愛されるカルト作品となった。


プラス、これ以後、ある類の喜劇のお約束になったシークエンス、、、


「じつはそうではないのに、そうであるかのように主人公がふるまいつつ、ドラマに巻き込まれる型ギャグ」の典型を定着させてしまったこと。


たとえば、、SFドラマの俳優たちが、宇宙人から依頼され、宇宙に行き、敵とバトルするハメになる1999年公開の超面白映画『ギャラクシー・クエスト』←わたしもハマりにハマり公開時3回も劇場に行ってしまった)や、2008年『トロピック・サンダー』などもその枠。


そんなコメディの世界観にまで、のちの作品に影響を与えた「サボテン・ブラサーズ」


ストーリーは、至って、単純!


P1096148.jpg
時は日本でいえば大正時代-1910年代~サイレント西部劇の大人気活劇大スターだったスリー・アミーゴス!


P1096145.jpg
スクリーン上で「俺たちアミーゴス!」の決めボーズをすれば、、、


P1096147.jpg
映画の中でも、現実でもファンに囲まれ「キャー、ステキ~~♡」と羨望の拍手とまなざしがw


しかし、、ギャラ交渉の行き違いで彼らは映画プロダクションをクビに…


「衣装も返してから出てけ!!」とスタジオを追い出され、下着1枚になり途方にくれる彼らに、メキシコからある一枚の電報が、、


P1096153.jpg
「敵を、倒してください」


P1096152.jpg
「へー!新しい映画の撮影依頼か。十万ペソなんていいじゃないか。引き受けちゃおー捨てる神あれば拾う神ありだー」と三人

しかし、、これは、とんだ勘違いでありました、、w


P1096149.jpg
彼らに「助けて」と電報を送ったのは、メキシコの村に住む美しき娘カルメン。村をギャングと盗賊に襲われた彼女は、街の教会で偶然に「スリー・アミーゴス」映画を目にし、記録映画と勘違い。


「彼らこそ村を救ってくれるヒーローだわ」と確信した彼女からの電報が、スリーアミーゴズに届けられ…!


P1096197.jpg
なにも知らないスリー・アミーゴスは、映画撮影するような気楽な気持ちなので、敵がたむろするメキシコの酒場でも、こんな風に踊っちゃいまーす。「いやあ、僕たちここでも有名なんだなあースリーアミーゴスでーすww


P1096198 (2)
酒場の強面たちは目が点。なんや、こいつら…と、いう。この「間」マ、゛ま゛が、アメリカン・ジョークのド・ツボ! 涙がでるほど愉快なのです笑


P1096191.jpg
意気揚々スリー・アミーゴスは道中。サボテンにも話しかけます。ここから邦題がついたのか?宣伝部の方のセンスとにかくグー。


P1096179.jpg
ところが時が進むにつれ~当然、ことの成り行きの真相がわかってくるわけで、、雲行き怪しい~~


P1096193.jpg
どうなちゃうの、おい。これ撮影じゃないよ。本物ヨ。


しかしーここで立ち上がるのが真のヒーロー!!


P1096194.jpg
この映画では製作も手掛けた主演のスティーブ・マーチン。日本でいうと関根勉の満面の笑みは、もしかしたらマーティンのこの笑顔からヒントを得ている!?


クライマックスの戦いは、シリアスになろうにもなるわけなどなく。しっちゃかめっちゃか。村人たちと燦然と敵に立ち向かうスリー・アミーゴス。この辺りは往年の西部劇作品のオマージュがあちこちに。


けれどーその奥の手、勝利の手法は!!ミシンだった笑 さて、結末は!?



監督は前述の『ブルース・プラザーズ』や『狼男アメリカン』のジョン・ランディス。けれどーこの映画に監督独特のアクの強さ、クセはない。


演出は、主演のコメディアン三人の持ち味、それぞれの魅力を最大限に生かしきり、任せとているといった感じなのだ。勝手にやらせても三人ならやってくれるだろうギャグやセンスに溢れている。


だから誰が見てもバカバカしいし(褒めてますw)、これよ、これ。ナンセンスとベタな笑い。これこそアメリカンギャグだ、究極の笑いのひとつを見せられた気分に。恐れ入ります!


P1096167.jpg
どや!アミーゴスの決めポーズ! どこでもやっちゃいます。


約30年ぶりに再会したアミーゴスたち。ーはじめて見た時のような新鮮さや、わたし自身が年を重ね感性が鈍ったのか、20代のころ見たときの笑い転げるくらいのギャグをストレートに受け入れる感性からははすこし遠のいてしまったのも事実だったけれど、、、


その分、以前にもまして愛おしさが増した。まるで古き良き時代のアメリカ映画を見るような暖かさに全編包まれていた。


この映画以後、90年代に入り、コメディ役者はビリー・クリスタル、ロビン・ウィリアムスを筆頭に、若手のジム・キャリー、ベン・スティラー、アダム・サンドラーの3人若手スターが日米でも人気になり、日本でも続々主演作が公開され大ヒット。けれどーそんな時間もいまや昔。


イギリスのMr.ビーンや、一時期インド映画が頑張っていたが、最近は欧米コメディ映画公開作もグッと減り、劇場で皆が同じ場面でゲラゲラ笑い、椅子から転げ落ちそうな振動を感じることも少なくなった。


欧米の作品を見ることで、海外の暮らしぶりや人間の機微をいちばん身近に感じるのは、じつはシリアス物よりその国の喜劇のような気もするのだけれどー音楽同様、笑いも国境を超える。日本人にもこんなに愛されたサボテン・ブラザーズが答え。


P1096199.jpg
なによりウレシイのはー多彩なスティーブ・マーチン、頭脳明晰チェビー・チェイス、明るい二枚目マーティン・ショート。


3人みんな現在もバリバリ現役で活躍。敬愛されアメリカで絶大に愛されていること。スリー・アミーゴスはいまもヒーローたちなのでした。



関連記事

Comments 4

There are no comments yet.
AKISSH  
笑いの感性

新春初笑いのワードにつられて読みましたが、目茶面白そうですね。
自分のブログには重い映画を並べましたが、実は、好きだったTV番組が8時だよ全員集合、なのです。
ひねって考える笑いというより、馬鹿馬鹿しくて呆れるほどの笑いが好きだったりします。
(笑いの感性は小学生並みだといつも言われてます。)
最近、「宇宙人ポール」をやっていましたが、見ました?
これ映画館で見たのですが、あの馬鹿馬鹿しいお笑いを見たくて、また録画してしまいました。

>欧米の作品を見ることで、海外の暮らしぶりや人間の機微をいちばん身近に感じるのは、じつはシリアス物よりその国の喜劇のような気もするのだけれど

うん、こういうことをサラッと言えるのは、さすがm-pon5さんですね。
ではまた。

2022/01/14 (Fri) 10:10 | EDIT | REPLY |   
m-pon5
m-pon5  
>笑いの感性

>AKISSH さん
コメントありがとうございます<(_ _)>そして改めて明けましておめでとうございます。

教えていただいた「宇宙人ポール」わたしの無知さゆえ存じ上げない映画だったので早速調べましたら、わー主演がサイモン・ペッグとニック・フロスト…と聞いただけですでに笑みが~予告編を見たら超面白そうですね笑 オタク心とパロディ+エンタメが入ってる。最強にくすぐられます~これは見る方法を見つけなくては~!

シリアスものやドキュメンタリーを見た後の動けなくなってしまうほどの衝撃や感動も素晴らしくて、おっしゃるとおり、見ている時間は思いきり何もかも忘れて徹底的に楽しめるコメディもまたサイコーですよね^-^

コメディの舞台はたいてい普通のその辺りにいる街中の家族や気のいいお兄ちゃんなんかが主役で、その辺りも海外なのにすごく親近感が湧いて身近に感じちゃうところです笑

AKISSHさんも8時だよ!お好きだったんですね。わたしも大好きなので嬉しいです~ドリフも庶民のネタを純度満載で笑わせてくれましたね。いま見ても面白いからスゴイ~。
また良いお薦めの映画などありましたらぜひぜひご伝授下さい<(_ _)>今年もよろしくお願い致します。

2022/01/14 (Fri) 20:42 | EDIT | REPLY |   
moondreams  
Three Amigos!

m-pon5さん またまたお邪魔します。ちょっと過去ログ見させていただきましたら
なんとまぁ、失礼ながら僕と趣味が近いのか興味深い記事が多くて楽しいデス!
特に70年代カルチャー(映画、音楽、TVなど)を切り取った記事などが懐かしい。
(失礼ながらお年も近い? 笑)

僕のブログでも書いたけどm-pon5さんと同じく今年の初笑いはコレでした。v-221
『ブルース・プラザーズ』『狼男アメリカン』それにマイケル・ジャクソンの『スリラー』
ジョン・ランディス監督は、どれも楽しい娯楽作に才能がありましたね。

>チェビー・チェイス。情けなさそうな変顔がお得意。ゴールディ・ホーンとのコンビ

もちろん大好きな映画『ファール・プレイ』ですよね~。

今後ともよろしくお願いします。

2022/10/14 (Fri) 20:09 | EDIT | REPLY |   
m-pon5
m-pon5  
>Three Amigos!

>moondreamsさん

こんにちは♪

なんと!moondreamsさんの初笑いも「Three Amigos!」だったのですね♪
これだけのメンバーが揃いも揃ってギャグの王道まっしぐら!
ほんとにありがたや~楽しいですよね~
おっしゃるとおりランディス監督のバツグンの娯楽センスぶり
そう~「ファール・プレイ」おとぼけ顔のチェイスさんとお目目クリクリのホーンがキュート~
しかもダドリー・ムーアも出演しているのもたまりません~~

こちらもmoondreamsさんのブログを拝見して、趣味の共通ポイントがとても多くて
「ワア~!スキな感性がご一緒かも~」と一人でおこがましくカンゲキしていました~
きっと、きっとご年齢的にも同世代ですよね~v
過去記事にもコメントいただき、ああ書いたかいがあったーとこれまた嬉しくて♪
三度の飯より~もしかしたら映画と音楽~昭和カルチャー大好き人間ですので、こちらこそこれからもよろしくお願いします。ありがとうございますe-446


2022/10/15 (Sat) 16:48 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply